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「強気な醜女」ネタバレ感想 真田魔理子作の強烈漫画

漫画「強気な醜女」は、歌舞伎町でビッグなホストを目指す男が出会った、金持ちだけれどもドブスの神行寺真珠(しんぎょうじあこや)とカネ目当てで結婚してしまい、振り回されるお話です。

「強気な醜女」ネタバレ

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三流ホストが出会った醜女

歌舞伎町一番街で一旗揚げようとしているホスト・拓馬。最近、異様についていない。高校時代は「バス停の君」と呼ばれてモテモテだったおかげで、顔で成り上がろうと東京にやってきたものの、うだつが上がらない。

客引きをしても引っ掛けられず、女性客を怒らせて人前で飲み物をかけられたあげく、初回大金をはたいてくれた西野すみれを乗客だと思い、飲み代をツケにしたところ逃げられて一千万円もの借金を背負ってしまいました。

ますます金を稼ぐ必要性に迫られて、必死でキャッチする拓馬が見つけたのは、ブランドで身を固めた金持ちそうな女・神行寺真珠でした。

振り向いたその顔は、「一生結婚は無理だろう」と思うほどのドブス。デブであばただらけで、すきっ歯の顔。しかし、金はたしかに持っていました。

下品なブスでも金はある

クラブに連れて行くと札束を出して遊び、「いやー楽しい!」とすっかり上機嫌に。真珠は拓馬に「ねえ、今度デートしない? 私の車ってイケてんのよ」とデートに誘います。

迎えに行った先は、超高級タワーマンション。そして真珠は特注のピンクに塗ったオープンカーで現れました。憧れのオープンカーなのに、センスが悪すぎて微妙に居心地が悪い拓馬。

ホラー映画を見に行くと、音を立てて飲み物を飲み、げっぷしまくり、ホラーなのに「ギャッハッハ」と下品な声で面白いと笑うような女。しまいには放屁までしてしまい、こんな女とは二度と関わりたくない、と拓馬はうんざりします。

遺産狙いで結婚

ところが、飲み代を踏み倒した女・西野すみれが「すごい金づる捕まえたそうじゃないの」とどこで聞いたのか噂を聞きつけてやってきます。別れるつもりだ、という彼に「だからあんたは三流止まりなのよ」というすみれ。

すみれの話では、真珠の父親は石炭王の神行寺重房で、しかも重病を患っているといいます。「あの女と結婚して、父親が死ねば、遺産を相続すればいい。そのあとで事故にでも見せかけて・・・」と、一緒に組んで神行寺家の財産をのっとろう、と提案します。

逆玉の輿になるものの悲惨な結婚生活

真珠と結婚することになり、父親に反対されるかと思いきや、病気の床にある父親は拓馬に感謝して「まさか娘の結婚式を見られると思わなかった」と感動します。

内心いやいやながらも、真珠と結婚して大金を手に入れた拓馬。同僚はブスと結婚した拓馬を笑いましたが、ヒルズに新居を購入し、ベンツも手に入れお金を使いたい放題の拓馬は、もはや三流ホストではなく成金でした。

 

しかし結婚生活は予想以上に悲惨で、真珠はおおいびきをかくわ、馬のように大食いで汚い食べ方をするわ、風呂に入らず不潔だわ、身なりもひどいわでとてもまともな女ではありません。

「あんたといういい人を捕まえたんだもの、もうキレイに装う必要はないじゃない」

と、気持ち悪さ最高のスマイルを浮かべて・・・

「強気な醜女」感想・ある意味幸せ?

誰からも相手にされないほどの醜女・神行寺真珠は、大金持ちのお嬢様ですが振る舞いは誰よりも下品。それでも、「大金を持っている」という自信のせいか、彼女は自己嫌悪とは無縁で、拓馬を振り回します。

拓馬は拓馬でヘタレな男で、顔はいいけれどもホストとしても三流で騙すつもりが騙されて借金まで背負ってしまうような抜けたところのある男性です。

拓馬は真珠の財産狙いで結婚しますが、計画通りにはいかず、お父さんは元気になってしまうし、相棒のすみれには裏切られるしで何をしても駄目な男性です。

 

しかし、割れ鍋に綴じ蓋ではありませんが、この二人って案外お似合いの夫婦かも・・・。遺産の乗っ取りには失敗しますが、意外とハッピーエンドなのかもなあ、という結末が待っています。

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