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食糧人類(漫画)1巻ネタバレ感想 人間飼育と繁殖エログロホラー

蔵石ユウとイナベカズ作・漫画「食糧人類-Starving Anonymous-」(原案・水谷健吾)

人間を飼育する謎の施設で繰り広げられる殺戮とエログロ展開に、『内容はおもしろいんだけど、食事中に読みたくない』『繁殖用の生殖種がキモくてグロい』と、いい意味で気持ち悪いけどみたくなる!と興味しんしんで評判の作品。

第一巻ネタバレ感想のご案内です。

「食糧人類」一巻ネタバレ

試し読みできるで。↓

餌として捕獲される高校生

主人公・伊江は気弱で臆病な普通の高校生。友人のカズと将来は画家になりたい、と話すうちにバスに乗っていたらガスマスクをつけた運転手に「餌として捕獲」されてしまいました。

たまたま風邪気味でマスクをつけていた伊江は、睡眠ガスの効き目が弱くて運ばれる途中で起きてしまいます。

 

目が覚めたら、生暖かないな、と。積み重ねられた人間たちの上で寝ていました(ひょえー)。見渡すとあたりは工場で、防護服を着て作業する人たちがいます。

その人たちがどんな作業をしていたのかというと、やけに太った裸体の男女たちを急速冷凍(どひょえ〜!)、さらにはその冷凍した人間を巨大カッターで真っ二つに解体作業(ぶひょえ〜!!)

伊江は当然ながら、え、なにこれ?夢?それとも何かのドラマ? あれ人間じゃなくて人形だよね!?とテンパりまくっていると、あー兄ちゃん目がさめちゃったのかーかわいそうになーと言いながら作業員に「Ⅱ型」とか言われて鎌で肩をグサーっと刺されてどこかへ放り込まれる。

「Ⅱ型」って何よ?

行った先は、おいしくてすぐに太る薬液ジュースを飲んで太るための「人間飼育室」でした。「Ⅱ型」とはつまり、『今のまんまじゃおいしく食べられない状態だから、太るジュース飲ませて肥満化させたあとにおいしくいただけるタイプの人間』という意味です。

そこには同じく「Ⅱ型」に分類されたであろうカズが先に来ていて、「うめえーよ!これ!おまえも飲めよ、うへっへ」とよだれ垂らして正気を失いつつあるカズがグイグイ薬液を飲んで、短期間で一気に太っていました。

短気な性格のナツネと飄々とした山引

すでにおいしく食べられる状態になりつつあるカズ。伊江も喉乾いたし一口だけ飲んじゃおうかなーと、手を出そうとした瞬間に後ろからナツネに「飲むな」とチョークスリーパーを決められ、死ぬぅ〜!ギブギブ!と、もう降参しているのにさらにグイグイ締められてあの世にいきそうになります。

一応、ナツネは親切で止めているわけですが、かなり乱暴な親切でむしろ放っておいてくれという短気なお人です。山引が出てきて「まあまあ」と止めてくれますが、愛想がいいわりに変わった性格で、どう見ても伊江と合いそうもありません。

グロシーン来る

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! というのは、ホラー漫画にお待ちかねのグロ展開で、伊江がお約束どおりのチキン野郎過ぎて、パニックになって「助けてくださーい!」と壁をたたきまくり、やってきたのが人間の3倍は大きな芋虫。

のそのそやってきた巨大芋虫ちゃんが、美味しく太って食べごろになった飼育人間たちをバッサーと二分の一カットして皮をむいて召し上がります。わたしの描写能力ではかけないけど、だいぶグロいです。血まみれヒャッハーが好きな方なら「待っていました!」というシーンですね。

「食糧人類」というタイトルから、人類が食糧不足でついに共食いをはじめたのか・・・と考えていましたが、一応は異種の怪物が人間を食糧にしようというスタイルらしいので、そういう意味では安心しました。

協調性なさすぎな面々

蔵石ユウとイナベカズコンビの「アポカリプスの砦」もそうだったんですけれども、登場人物たちが最初は協調性のかけらもなく、性格も合わなくて反りが合わなさすぎて大変なんですよね。

伊江とカズは友達ですけれども、カズは薬液でアッパラパーになってしまっているし、ナツネは粗暴で無口なタイプで絡みづらい。山引はおちゃらけたり、考察はじめたり、時折モーホー発言したり、何考えているのかさっぱりな異星人系なのでどう接していいのかわからんニュータイプ。

パニックサバイバルで全員が協力しなければ生き延びられない状況下で、「協調性なさすぎ」なメンバーたち。それでも利害の一致は多少はあるわけで、ひとりよりはふたり。

伊江はかなり足手まといでサバイバルでは真っ先に死にそうな人でしたが、画家やりたいというだけあって「瞬間記憶能力」という特殊能力を発揮し、「俺も役に立つから連れてって!」アピールに成功。とりあえず、みんなで一緒に行動することに。

エログロシーン、来る

またキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! というのは、お約束のエログロシーンで、人間たちを餌にするためには当然ながら「たくさん繁殖させたほうがいい」わけで、「生殖種」という新たな分類の人間が登場します。

いわゆるブリーディング、というかブリーダーの作業員たちにバッタリ出くわして「面白いもん見せてやるぜ、へへ」と体毛を全部剃られてしまった全裸つるっぱげ男性を鎖でつなぎ、彼らを「男ぉーーー!!」と絶叫している檻の中の女性たちのところに連れていき、ゴニョゴニョさせる、という最凶のエログロシーン。

 

もっとエログロなのが、作業員のふりをした山引がコーフン剤をプチっと打っておかしくなってしまった作業員がもうひとりの作業員をアーーーッしてしまう場面で、うぉへぇそこまでやんのかぁ!とかなり悲惨でした。

まあでも、生殖種の女の子はまだ18歳で見た目50代に老けちゃって、薬でおかしくなっていて常に男を求め、20人産んだけどもうすぐ廃棄だ、なんてひどい扱い受けていたわけですから、ブリーダー作業員たちに同情はできません。

「食糧人類」一巻感想

作業員は「あの方たちに逆らっちゃなんねえ」みたいなことを言っており、黒幕が「あの方たち」なんだろうな、と。

結局、1巻は伏線だらけで謎ばかりが増えていき、冷凍人間やら飼育肥満人間やら、生殖種のアーーーッやらでショッキングで刺激的な存在が出て来るだけで終わってしまいました。

わかっているのは、普通の人間たちはこの施設の存在を知らず、時折「餌」としてさらわれてきて飼育されて食べられたり、繁殖用にされてしまったりという悲惨な目に合わされるということ。人間を食糧にしているのは、見たこともないような虫の化物であること。

一番衝撃的なのは生殖種ですけど、ジュースで肥満化した飼育人間もかなりアレで夢に出てきそうですね。「次に何が起こるのかわからない」という、圧倒的な世界観の作り込みがあり、次巻も大期待な漫画です。

 

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