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漫画好きの読書箱

好きな本や漫画のネタバレと感想。

「Magnolia(漫画)」 ネタバレ感想 naked ape作

naked ape先生の漫画「Magnolia」は、16歳になるまでどちらの性別でもない王国の後継者・アヤトの物語。恋をする相手次第で、男と女、どちらになるかが決まってしまう不思議な「マグノリア」。

高貴で美しい男女がつぎからつぎへと登場する、魅惑の漫画です。

「Magnolia」ネタバレ

試し読みできます↓

男でもなく女でもない皇太子

アネスタチア国の皇太子・アヤトは国王に溺愛されながらも、その体に重大なコンプレックスを抱えていました。

母親から伝えられた不思議な体質ーーアヤトはまだ、男でも女でもなく、16歳になってから恋をした相手の性別に合わせて自らの性別が決まる。表向き、『皇太子』と発表してはいるものの、アヤトはまだ男ではなかったのです。

将軍の息子・ユーゴとの出会い

コンプレックスのせいで、人見知りが激しいアヤトは学園ではダサ眼鏡をつけてさほど注目されない存在。けれど晩餐会を逃げ出すために女装したアヤトは、将軍の息子であるユーゴ・ヴォルフと出会い、心を乱されます。

舞踏会でユーゴとダンスを踊り、唇を奪われて彼を男性として意識してしまうアヤト。アヤトは反発して「俺は男だ!」と言い張るも、ユーゴ自身はアヤトを女だと思い、そう扱います。

一ヶ月で結婚相手を見つけて来い!

男のようにふるまっていたのに、女の格好をしてみて美しさを放つアヤト。自分の人生は自分で決めたい、と国王に言います。国王はそんな我が子を見て「一ヶ月以内に結婚相手を見つけてくれば自由にしてやる」と約束します。

不思議な体に生まれついた宿命ゆえに、恋した相手で女にも男にもなれるアヤトだからこそ、結婚相手は国を左右する最も重要な存在でした。急激な展開に、アヤトはめまいを覚えますが・・・

色香を放つマグノリア

以来、アヤトはマグノリアの花の香りを体から放つようになり、その素顔の美しさで周囲の人間たちを無自覚に引きつけるようになっていきます。

花のような香りで、アヤトに近づいた者はその甘い香りで惑わされ、男女問わずに見るものに「美しい」と感じさせてしまう、いわばフェロモンそのもの。

美しい花が強烈な甘い香りで虫をひきつけるように、誰も抗えないほどの強力な引力で周囲の男女たちがアヤトに惹かれてしまう、というのです。アヤトの母親がそうで、護衛であるナギもまた、アヤトのマグノリアの色香にまどわされます。

幼い頃から寝食をともにし、男としてのあの方に仕えてきたのに、とナギは自分の中にある誘惑に戸惑いながらもアヤトのそばで守ることを選びます。

ユーゴに惹かれるアヤト

恋した相手で性別が決まってしまう、とわかっていながらも次第にユーゴに惹かれていくアヤト。美男子だけど強引で乱暴な彼に、今まで感じたことがない感情を抱くアヤト。

けれども、それを見ていたナギはユーゴを危険人物だとみなし、アヤトに近づかないようにと警告する。一度は彼から離れたはずなのに、再会してユーゴと抱き合ってしまうアヤトは、身体に「変化」がおき始めてしまいます。

ユーゴに「恋」をしてしまったアヤト。このまま身体の変化が起こり続ければ「女」になってしまう。不安定な状態で体調を崩したアヤトは「女にはなりたくない」と思ってしまい、苦しみます。

「Magnolia」の感想

絵がすっごくきれいで、出て来る登場人物たちがみんな美形(笑)耽美なまでに美しいアヤトの男でもない女でもないような魅力で、ため息が出てきます。

「マグノリアの花の香り」のちからによって、周囲にいる人たちがみんなアヤトに恋をしてしまう、というハーレム展開ですがマグノリアとしての厳しい宿命もあります。男になれば、望まないながらも将来は国王にならなければならず、女になったとしても、女マグノリアは短命な運命。


パパ国王はそのことを知っていたから「女」にはさせたくなかったようですが、ユーゴとの恋を考えるとやっぱり女性になったほうがアヤトは幸せなのかな、と思います。

「すっきりしない」という意見もありますが、私的にはハッピーエンドでこれはこれで良かったんじゃないかとわりとスッキリエンドでした。

>>「Magnolia」試し読み