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漫画好きの読書箱

好きな本や漫画のネタバレと感想。

ブスが7億円もらったら~リベンジ~第一話のネタバレ結末

「ブスが7億円もらったら」ネタバレ ストーリーな女たち

木元紀子作 漫画「ブスが7億円もらったら~リベンジ~」は、ケダモノのような母親に虐待されて顔に傷を負った女性・入間ゆきの孤独と悲しみ、そして復讐が描かれているお話です。

「ブスが7億円もらったら」第一話のネタバレ

入間ゆきの子供の頃の記憶は、悲惨なものでした。自分に馬乗りになってバシバシと叩き、「おまえは醜い!ブスなんだからこっち見んな!」と罵倒しながら、熱いアイロンを頬にあてられるという恐ろしい思い出・・・

家から逃げ出して23歳になった大人の今でも、悪夢の中でゆきは苦しめられていました。母親から逃げたあとも、ゆきの人生は不幸でした。

真面目でおとなしく生きているのに、顔の傷のせいで学校でもいじめられ、就職先もなくてやっと小さな町工場で安い給料でこき使われる毎日。今朝も、大家さんが「陰気臭いから早く出て行け!あんたのせいで入居者が増えない」と八つ当たりされています。

 

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そんなことには慣れっこでしたが、工場でも本山という女のストレスのはけ口にされ、毎日辛いいじめを受けていました。普段は髪で隠している右側の醜い傷跡を髪を切られてさらけだされ、みんなから嘲笑われます。

工場長は「何もしてあげられなくてごめんね」とゆきを慰めてくれており、工場長に「明日までにやっておかなければならない仕事がある」と頼まれれば断れませんでした。

作業はきついものの、誰かに頼られて必要とされることは嬉しい。ゆきはそう思って工場長のために一生懸命に徹夜で仕事し、なんとか作業を終えました。ところが目覚めると、仕上げた製品の箱が消えてしまっていたのです。

 

それを見た工場長は「てめーはクビだ!」と形相を変えてゆきを殴り、工場から追い出します。工場の裏で本山がゆきの作業内容を足でふみつけているのが見えて、彼女が犯人だったとわかります。

本山はニヤニヤ笑って「あんたが慕っていた工場長は、愛人に貢ぐために給料をピンはねしてたんだよ!」と暴露し、ゆきの心をズタズタに引き裂きます。

 

「ブスが7億円もらったら」第一話の結末

本山はさらにゆきのアパートの大家に電話して、工場をクビになったのだから部屋を追い出すようにとすすめていました。

支払い能力のない人は出ていってもらう、と大家はゆきの荷物を路上に放り出し、ゆきは行く宛もなくさまよいます。

「バケモノめ!」
「いじめるとすっきるする!」
「死んだって誰も悲しみやしない」

投げつけられた数々のひどい言葉に、ゆきの心は凍りつきます。おとなしく真面目に生きてきただけなのに、常に踏みにじられつづける自分。やっとの思いで手に入れた小さな平穏さえ、こうして奪われてしまうのは「ブス」だからなのか。

大雨の中でゆきは「私を傷つけてきたすべての人間たちが憎い」と立ち尽くし、そこに謎の老婦人が現れます。

「ひどいことをした奴らに復讐を誓うなら、おまえに7億円やろう」

まとめと感想

真面目でおとなしい性格のゆきは、周囲からひどい目にあわされてもずっと耐えてきました。一生懸命にやっていれば、いつか報われると信じていたのです。

けれど母の虐待のせいで残った、顔の大やけどのせいで「ブス」と蔑まれ、まともに働く口さえないゆきは、「バケモノ」と罵られながらも我慢するしかなく、ささやかな幸せさえすべて奪われてしまいます。

 

それにしても、ゆきをいじめる本山という女性の心の歪みや、工場長の一見人当たりのいい善人っぷりと、本性を表したときの落差がすごいです。人間は、自分よりも下の人間に対して、ここまで醜い態度をとれるとは・・・。

何もかもなくしたゆきの前に現れた、お金持ちそうな身なりの謎の老婦人。突然「7億円」という大金をくれるという彼女には、当然ながら何らかの目的があるでしょうし、裏があります。

 

自分だったらまずは顔の傷を治すために整形するかな、と思ったのですが、貧乏暮らしが長すぎたゆきにとってはお金をもらっても使いみちがしばらくわからないでしょうね。

「7億円」なんて、たしかに現実的な金額ではありませんから、渡されてもどうしていいのかわからないかも。

 

なお、この漫画は全12話あり、2巻で完結。ゆきの波乱万丈の運命がどうなっていくのか楽しみですね。

 

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第二話のレビュー

mangazuki.hateblo.jp