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漫画「ベルセルク」のネタバレと考察 三浦建太郎

三浦建太郎先生の剣と魔法の闇世界のファンタジー漫画「ベルセルク」のネタバレと考察です。白泉社発行で、現在38巻まで出ている大長編で、アニメ化もされています。

「ベルセルク」のネタバレ

黒い剣士・ガッツは大剣をたずさえ、右目はつぶれており、左手は義手。酒場で盗賊に囚われていたエルフ・パックを助けた(助けるつもりではなかったらしいが行きがかり上、助けた)縁で、ともに旅をすることになります。

ガッツには首筋に「生贄の烙印」が押されており、それは悪霊たちを引き付ける原因となっていて、つぎつぎに妖たちに襲われます。ガッツの旅の目的は「ゴッド・ハンド」を探しだすこと。とても人間とは思えないほどの強さを持つガッツを見て、パックは「狂戦士(ベルセルク)」と、呼びます。

かつてガッツは「鷹の団」に所属しており、団長のグリフィスと親友でした。しかし、グリフィスがゴッド・ハンドの降魔の儀式によってフェムトに転生してしまったことで、人間性を失いガッツの愛する者もめちゃくちゃにしてしまったのでした。

グリフィスが超人の力を得たのはガッツとキャスカを贄として魔に捧げたからで、キャスカはそのせいで記憶を失って幼児退行してしまいました。傷ついた心と体のまま、ガッツはグリフィスを追って復讐の旅に出たのです。

「ベルセルク」の考察

闇の底にとらわれたことで、美貌も強さも何もかも失ってしまい、絶望したグリフィスは最も大切な対等の物である友達・ガッツ、そして仲間たちを儀式の生け贄として魔に差し出してしまいます。自分の夢を叶えるために、絆の強い大切な存在を犠牲したグリフィス。

そのためにガッツはキャスカとの間にできた子供も「魔」に汚染され、旅の道中、ずっとその幻影に追いかけられることになります。仲間だった鷹の爪団の命と引き換えに、魔王への道を選んだグリフィスの行動が信じられないガッツでしたが、すべてを奪われて残ったものは「復讐」だけだったのです。

ダークな魅力にあふれたベルセルクですが、とにかくストーリーが進まない! ガッツの過去編が延々と続いて序盤の内容の説明が終わったか、というところでガッツがぜんぜんグリフィスに追いつけず、キャスカも相変わらず赤ちゃん返りしたままで終わりが見えません。

「ガラスの仮面」並みに、本当にこの物語は完結するのだろうか、という遠いエンディングではありますが、流れからするとガッツがグリフィスと対峙して決着をつけるのは間違いないですし、キャスカとの間の子の魂も救われる最後が待っていると予想します。

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