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漫画好きの読書箱

好きな本や漫画のネタバレと感想。

外道の歌 第3巻ネタバレ 復讐が新たな復讐を呼ぶ血で血を洗う話

渡邊ダイスケ先生の漫画「外道の歌」の第3巻。2巻でトーンダウン気味だった過激な復讐でしたが、カモとトラが自分たちのせいで危害を加えられた家族のために、本気でキレる復讐が新たな復讐を呼ぶ血で血を洗う話でした。

カモは「父性愛」が強い人だなあ、と随所に思わせるエピが散りばめられており、今回もスキッとしたブラッディカーニバルが待ち受けています。

 

外道の歌 第3巻のあらすじ

「ママ」の5人の養子

「ママ」こと一家乗っ取り事件を起こした榊ヨシ江の残党、と呼ぶべき5人の養子たち。

トイレットペーパーがゲロ吐いた入れ墨をいれているリーダーの榊奈緒子は、「兄弟姉妹」たちと一緒に一家乗っ取りを続けていた

監禁、洗脳、殺害、金を搾り取れるだけ取って、用済みになったら始末する冷酷さ。

「ママと連絡がつかなくなって、半年以上になる」

奈緒子は「兄弟姉妹」たちに告げ、ママを殺った「二人組」の行方を追って、カモとトラを知る少女・愛美にたどりつく。

 

愛美一家をターゲットにする榊一味

榊一味は、愛美一家に近づくために事故を装って父親と示談交渉をする。そして立場の弱さにつけこんで、元プロレスラーの華代とネットや情報担当の葉介を送り込む。

まんまと家にあがりこんだ彼らは、父親を自殺に見せかけて殺害。当初の計画とは違っていたが、奈緒子はあくまでも「二人組」の情報に固執し、母親も狙う。

真夜中に覆面連中がやってきて母親を捕らえ、その場面を見た愛美に「おまえさんが二人組のことを話さないからパパが死ぬことになったんだ」と無情に告げ、話さなければ母親をやると言われて愛美は仕方なくトラとカモの居場所をしゃべってしまう。

 

5人を返り討ちにする

榊一味は古書店を襲撃したが、トラとカモはすでに察知しており待ち伏せて返り討ちにした。愛美はスマホからトラにこっそりと連絡していたからだった。

自分たちに関わってしまったせいで、父親を失い、危害を加えられた愛美。「私のせいで、パパがっ。もうパパに会えない!」と泣く少女の姿が亡き娘と重なったのか、カモは完全にキレていた。

 

リーダーの奈緒子は丸裸で縛り付けられており、大根おろしのような機械ですりおろされることになった。

「加害者には『後悔も反省も』望んじゃいない。
ただ消えてほしいだけだ。この世からね」

足の爪先から徐々に削って、この世から抹消されてしまうまで止まらない。

 

「まだまだぁ」

 

トラですら、その様子に引いていたが、カモは完全なる「復讐者」として最後までやめなかった。

 

第3巻の感想

これでこそ「善悪の屑」!という感じで、容赦ない復讐者としてのカモがすごかったです。

カモって基本的に父性愛が強い人で、日常ではトラたちのためにおいしいツマミをサッと作れてしまう料理上手なお父さん役だったり、深夜ゲームにこうじる奈々子に「・・・早く寝なさい」と話しかけたり。

「みんなのお父さん」という感じなカモなんですが、そのカモのスイッチを入れちゃったのが今回の榊一味でした。

カモには強盗に娘を殺されたという過去があり、ちょうど同じくらいの年頃である愛美が自分たちのせいで父を失うことになってしまった・・・と、悔やんでも悔みきれない出来事が起こってしまいます。

父親ともう会えないと泣く娘を見て、キレスイッチが入ったカモは、首謀者である奈緒子を一切の情けもなくすりおろしてしまい・・・これまで奈緒子たちがやってきたことを考えれば当然の報いだと思えるあたりに復讐の爽快さがあるわけです。

実行犯として襲撃に加わらなかった弟たち2人は逃げ延びましたが、姉が無惨にやられたのを知って戦意喪失。愛美のことからは手を引いて、逃亡します。

ラストで愛美が、カモとトラを恨みもせずに抱きしめて「がんばってね」という姿にちょっぴり泣けました。 

 

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